【感想 & 解説】『トイ・ストーリー4』が伝えたかったメッセージとは!?
『トイ・ストーリー4』が伝えたかったメッセージとは!?
今回は、この映画が伝えたかった"メッセージ"の解説と個人的な感想について述べていきたいと思います!!
- この映画の"メッセージ"とは!? ※ネタバレ注意
- ポイント1 「フォーキーとの出会い」
- ポイント2「バズとの会話」
- ポイント3 「ボー・ピープとの出会い」
- ポイント4 「ギャビー・ギャビーとの出会い」
- ポイント5 「別れ」
- まとめ
- 個人的な感想
この映画の"メッセージ"とは!? ※ネタバレ注意
いきなりですが、今作のメッセージを簡潔に!!!述べたいと思います。
今回の主なメッセージそれは.....
「(玩具としての)使命か?」
「内なる心(自分自身のやりたい事)か?」
あなたは、どちらを選択しますか?
....という事です。(メッセージというより、聞き手への「問い」に近いですね)
「ん?な〜に言ってんだ」と思った方、「なるほど」と思った方
色々な方がいらっしゃると思いますが........
このメッセージが読み取れる理由を、ポイントとなるシーンを踏まえながら簡単に!!述べていきたいと思います!!!
ポイント1 「フォーキーとの出会い」
フォーキーとは
ボニーがゴミから作ったおもちゃです。
映画の序盤、フォーキーは隙さえあればゴミ箱に逃げようとします。しかし、ウッディーがフォーキーに対し「君はボニーのおもちゃでボニーを笑顔にしなければならない。」みたいな事を伝え、"おもちゃ"としての使命をフォーキーに伝えます。
ウッディーのこの言葉に対し、初めはフォーキーは反発的でしたが、次第にウッディーとの間にも絆が生まれ、フォーキーはおもちゃとしての自覚を持ち始めます。
はい......「ポイント1」は以上です。(笑)
このポイントで大切な事は
単にフォーキーとの出会いではなく......
ウッディーが、おもちゃとしての使命を
重要視していることを読み取る事です。
ポイント2「バズとの会話」
ここで述べる、会話のシーンとはボニーの車の中で、夜フォーキーが逃げ出さないようにウッディーがほぼ休憩なしで見張りをしている所、心配したバズがウッディーに話しかけに言ったシーンです。
バズとウッディーの会話はこんな感じでした。(うる覚え)
バズ「ウッディー何故そこまでフォーキーを止める?」
ウッディー「それは、俺の内なる心がそう言っているからやで!」
バズ「おい!すごいなウッディー!君にはそんな機能があったのか!?」
ウッディー「いや、そういうのじゃなくて.......(苦笑)」
バズ「俺にもあるかな?」 胸のボタンを押す
みたいな一見茶番に見えるようなシーンがポイントです。
ここで大切なことは
このシーンでの、ウッディーの内なる心とは一体何のか?ということです。
ポイント3 「ボー・ピープとの出会い」
フォーキーがボニーのもとから逃げ出し、ウッディーが探している最中に
ボーピークと運命の再会をします。
ウッディーは、ボーがこれまで持ち主に見捨てられた事、アンティークショップに二年間売られ続けた事、誰にも買われず、大変な時を過ごしていた事を知ります。
ウッディーは、それに同情していましたが、ボーは「今は広い世界が知れて最高よ」!みたいな事を言います。
ここで大切なことは、
ウッディーの考える玩具としての使命を全うせず
自分自身のやりたい事をしている新たな価値観を
持ったボーと出会う事です。
そして、ここら辺のシーンからウッディーの価値観に変化が現れていきます。
玩具としての使命を全うしない、新たな価値観との出会いはウッディーの心情に何らかの変化を与えたのではないでしょうか。
そして、その価値観を持った存在がボーですからね大好きなボーですからね!それは色々考えちゃいますよね。
ポイント4 「ギャビー・ギャビーとの出会い」
ギャビーギャビーはウッディーのボイスボックスを奪うため、フォーキーを囮として捕まえます。
ギャビーギャビーがウッディーのボイスボックスを狙う理由、それは
一度も子供のそばで愛された事がなく(ボイスボックスに欠陥があり、売られなかったため)、一度でも子供の側で愛されてたい、遊ばれたいという強い願いがあるからです。
彼女は、今までアンディーに大切にされてきたウッディーの事を羨ましがり、一度でも子供に愛されたいという想いをウッディーに訴えます。
また同時に、「アンディーのもとを離れたウッディーのおもちゃとしての”使命”はもう終わり、好きなように生きていいんだよ」という事を伝えます。
ギャビー・ギャビーの願いを知った、ウッディは最終的に自らボイス・ボックスを渡すことを決意します。アンディとの素晴らしい思い出を大切にしている彼は、ギャビーにもそんな経験をするチャンスを与えようと考えたのです。
ここでのポイントは
アンディーのもとでの使命を終えたウッディーに対し
好きなように生きていいんだよ
という彼女の問いかけに
心が揺れている事を読み取る事です。
もしここで、心が揺れていなかったら、ボイスボックスをギャビーギャビーに渡していなかったでしょう。
ポイント5 「別れ」
終盤、無事フォーキーを連れてボニーの所まで連れて帰り、バズ達とウッディー達が合流します。ボーに別れを告げ、バズの所まで帰ろうとした時
ウッディーは立ち止まり、下を俯きバズと話します。
ウッディー「ボニーは......」
バズ 「ボニーは大丈夫だ」
ウッディー「でも、ボニーは....」
バズ「ボニーは心配ない」
ウッデイー「ボニ....」
バズ「自分の内なる心に聞け!」
そしてウッディーはボーの元へ走って戻り
バズはボニーの車へと帰ります。
このシーンから
ウッディーはおもちゃとしての使命ではなく
自分自身の内なる心を選択した事が読み取れます。
ここでいう内なる心というのは、「新しい世界を沢山見たい、ボーと一緒にいたい」
など用は自分自身が信じるこれからのやりたい事です。(ここは読み手の想像次第でしょう。)
まとめ
ポイントをまとめると
おもちゃとしての使命を大切にしているウッディーが
ボー・ピープ、ギャビー・ギャビーとの出会いによって
自身の内なる心を選択するウッディーへと変化していく姿を
写している事が今回の映画で読み取る事ができますね。
今回の映画でウッディーは内なる心を選択しました。
しかし、これは必ずともこの選択が正しいという事ではないと思います。
ウッディーのこの選択に対し、ある意味ショックを受けた方もいるのではないでしょうか?
このウッディーの選択に対し議論が生まれる事は、当たり前の事であり、正解はないと思います。なぜなら人生の選択は、人それぞれで自由だからです。
大切なのは
この映画を観た後
自分自身がもし、このウッディーと同じような選択を問われた時
どちらを選択するか考える事だと思います。
以上のことから
今作の"メッセージ"は
「(玩具としての)使命か?」
「内なる心(自分自身のやりたい事)か?」
あなたは、どちらを選択しますか?
という結論に至りました。
個人的な感想
今作を観て、個人的な感想を述べます。
最後のシーンをみて
賛否両論ですが、個人的にウッディーのあの選択は映画としても
ウッディーとしても良かったのではないかと思っています!
人生は自分で作っていくものであり、自分の信じる道をウッディー選んだ
ウッディーはある意味、現代的な人間らしい姿に見えて好感を持てました。
そして何より最後の
バズとウッディーの「無限の彼方へさぁ行くぞ!!」というセリフを聞いた時は
鳥肌が立ちましたね!!(笑)
「内なる心」=「無限の彼方」を表していて
素直に「かっこいいい。」(笑)と思いました。